works 応募作品-2026年-

作品No. 8608
作品名
にらいかない
NIRAIKANAI
チーム名
おきなわまいくらぶ
沖縄マイクラ部
メイン画像
チームの特徴

沖縄マイクラ部は、沖縄県内の小学生が集まったチームです。宜野湾市とうるま市の2拠点を中心に活動し、現在13名のメンバーが在籍しています。 今回の作品「NIRAIKANAI」では、地域のおじい・おばあへのインタビュー調査やOISTキッズレクチャーへの参加など、フィールドワークを重ねながら制作を進めてきました。複数のAIに同じ質問を投げかけ、回答の違いを子どもたち自身が比較・議論してワールドに反映するなど、AIと人間が協力するプロセスそのものを体験しながら作り上げた作品です。 「ゆいまーる(助け合い)」の精神を受け継ぎ、沖縄から未来を描くチームです。

チームメンバー

11

あなたが考えた「β世代の未来のまち」は、どんなまちですか?

あなたが考えた「β世代の未来のまち」は、どんなまちですか?

β世代の未来のまちは、AIと人が助け合い、年齢が違うからこそ支え合える町です。最初は、お年寄りが増えて子どもが減る未来を「大変そう」と思いました。でも「子どもにスマホを教わった」という声を聞き、考えが変わりました。おじい・おばぁは方言や沖縄料理、昔遊びを教え、子どもはAIや新しい機械を教える。大切な言葉はNurturing(見守る)、Inclusive(包み込む)、Responsible(責任)、Adaptive(変化)、Intelligent(賢さ)、Kind(やさしさ)、Autonomous(自分で学ぶ)、Networked(つながる)。頭文字は「NIRAIKAN」。AIを加えると「NIRAIKANAI」になり、「ニライカナイだ!」と大興奮。「みんなでニライカナイをつくろう!」と気持ちが一つに。年齢のバランスが変わっても、できることを持ち寄れば、やさしい未来をつくれると思いました。

作品をつくるにあたって、どんなことをどのように調べ、どんな発見がありましたか?

作品をつくるにあたって、どんなことをどのように調べ、どんな発見がありましたか?

日本と沖縄の人口減少や少子高齢化を『未来の年表』『未来の年表2』や人口データで調べ、学校、病院、交通、伝統文化にも影響すると知りました。OIST「海の日キッズレクチャー」でクマノミとイソギンチャクの「共生」を学び、「人とAIも助け合えないかな?」という問いが生まれました。宜野湾市の沖縄コンベンションセンター周辺では、暑い中100名を目標にアンケートを行い、回答を正の字で記録しました。最初は高齢者を「助ける町」を考えていましたが、「子どもにスマホを教わった」という声から、世代がお互いに教え合う町へ考えが変わり、「島の知恵ドーム」や「ゆいまーるキッチン」に反映しました。さらに、おじいさんの冗談を本当だと思ったことや、ChatGPT、Claude、Geminiの答えが違った経験から、人の話もAIの答えもそのまま信じず、自分たちで調べ、比べ、確かめる大切さを学びました。

作品の中で、注目してほしいところはどこですか?それはなぜですか?いくつでも教えてください。

作品の中で、注目してほしいところはどこですか?それはなぜですか?いくつでも教えてください。

一番見てほしいのは、町の中央の大きなガジュマルと、その中にあるAI「ゆいまーるコア」です。未来だから機械ばかりにせず、「沖縄らしい自然や人のあたたかさを残したい」と考えました。NIRAIKANの「見守る」「包み込む」「つながる」という考えを、ガジュマルの根のように広がるシーランタンのネットワークで表現し、町中の施設とAIをつなぎました。AIは何でも決めるのではなく、健康、食、通訳などで必要な人と人、施設をつなぐ役目です。「島の知恵ドーム」では遊びや伝統、方言を、「ゆいまーるキッチン」では沖縄料理の味や昔話を人が伝えます。海中リハビリセンターは「ひざが痛いおばぁとも一緒に泳げたら楽しそう!」という発想から作りました。AIで「できない」を減らし、「できた!」「一緒にできた!」を増やし、みんなが教える側にも助けられる側にもなれる町を見てほしいです。

作品を完成させるために、どんな工夫や挑戦をしましたか?

作品を完成させるために、どんな工夫や挑戦をしましたか?

先生から「β世代について調べて発表しよう」という課題が出ると、低学年の子が「ベイダー世代」だと思って調べてきて、みんなで大笑い。でも、そこから未来を本気で考え始めました。制作はNIRAIKANの8つの言葉を二つずつ組み合わせた4エリアと中央のAIエリアに分け、グループで担当しました。高学年が設計し、低学年が飾り付けを頑張り、プログラミングは全員で挑戦。BANDで進み具合を共有し、Discordでも相談しました。海に水を入れると暗くなり、「これじゃ沖縄の海じゃない」と悔しくなりました。何度も試してガラスで明るい海を表現し、『沖縄の魚図鑑』を見ながら魚も作りました。意見がぶつかり「AIに決めてもらえば楽なのに」と思った時もありましたが、最後は自分たちで話し合い、失敗した建物も「どう生かす?」と考えました。「みんなで作った町だ」と思えた時、本当にうれしかったです。

作品の中に取り入れた「しくみ」はなんですか? それは、何のためですか?

作品の中に取り入れた「しくみ」はなんですか? それは、何のためですか?

NIRAIKANAIでは、MakeCode、レッドストーン、コマンドを使い、未来の暮らしと沖縄らしさを動く仕組みで表現しました。見守りロボットは、家が等間隔ではないため家の前に印を置き、「印があったらジャンプする」という条件分岐で、家の前を確認しているように動かしました。一番端まで行くと最初へ戻る繰り返し処理も使い、高学年は同じ動きを関数にまとめました。最初は思った通りに動かず、「なんで?」と何度も直しましたが、巡回できた時は「できた!」と大喜びしました。琉球海炎祭は、ボタンを押すとレッドストーンの信号が流れ、リピーターで時間をずらして花火が順番に上がる仕組みにしました。コマンドでは見どころへ移動できます。見守りロボットは人を評価したり監視したりするものではなく、必要な時に人や支援につなぐ未来の見守りを表現しています。AIは情報や選択肢を助け、最後に確かめて決めるのは人です。