応募作品-2026年-
チームの特徴
「にこにこおわせ」は、三重県尾鷲市で活動を重ねる中でどんどんメンバーが増えていった、尾鷲市内の小学生チームです。マイクラが好き、尾鷲が好きという気持ちでつながり、ワールドづくりのかたわら、地元のイベントに出張して地域にマイクラの輪を広げています。マイクラの中と本物のまち、2つのまちづくりを自分たちでどんどん発信しながら、「未来の尾鷲」を自分たちで作ります!
チームメンバー
10名
あなたが考えた「β世代の未来のまち」は、どんなまちですか?
尾鷲と言えば「日本一雨が降るまち」です。豊かな自然に囲まれたコンパクトシティで、たくさんの恵みの雨が降ります。
ぼくたちは、そんな尾鷲が大好きです。「ありがとういっぱいうんだらええなぁ」。ぼくたちの『巡 あいうえおわせ市』は、尾鷲がこうなったらいいなという思いから生まれました。この未来では、AIが進化して、病院やスーパーでロボットが働いています。でも便利なだけじゃありません。古い建物はこわしたらもどってきません。だから中を新しくして、昔からのお店や景色をのこし、にぎわいをとりもどします!街を支えるのは、尾鷲の1番の魅力である「人」です。すれちがう人とあいさつをして、そこから会話が生まれる。未来になっても「ありがとう」があふれ、「ええなぁ」と言い合える場所にしたいです。子どももお年寄りも住みやすく、今と昔と未来が、尾鷲の雨のようにめぐるまち。それがぼくたちの『巡 あいうえおわせ市』です。
作品をつくるにあたって、どんなことをどのように調べ、どんな発見がありましたか?
まちへ出て、たくさんの人に話を聞きました。市長さん、地域おこし協力隊の人たち、海洋深層水アクアステーションの人、移住してきた海外の人や地域の人たち。すると、どの人もみんな、尾鷲の魅力は人と言いました。もうすぐ赤ちゃんが生まれるお母さんは、自然の中でのびのび、あたたかい人の中で育ってほしいと話してくれました。三木里では協力隊の人が教えてくれました。尾鷲の人は生活の知恵を持っていて、たくましく生きている。身近な人がみんな先生なんだと聞いて、いつも会っている人のすごさに気づきました。使われなくなった建物も、こわさずに中を新しくして使っていました。市役所の学芸員の人には歴史を教えてもらい、昔あった建物や人を再現しようと決めました。商店街の人たちは昔の写真を貸してくれて、ほめてくれました。尾鷲を元気にしたい人がこんなにいるんだと知りました。だから、建物やまちだけでなく、『人』を伝えたいと思いました。
作品の中で、注目してほしいところはどこですか?それはなぜですか?いくつでも教えてください。
① 月の夢〜記憶と希望の城〜
尾鷲の長い歴史がめぐって、「今」があります。今から未来へまためぐっていく。まちの人の記憶を次へ伝える場所なので、まちの真ん中の球体の中に作りました。昔の人に会う場所、尾鷲でやりたいことや人へめぐる場所です。
② 浮島とそらの巡航船
周辺地区を合わせた浮島は、尾鷲のまわりの地区を合わせて作りました。使われなくなった学校が、地域おこし協力隊と地元の人が交流する場所や、海洋深層水からお塩を作る場所になっていて利活用されています。浮島は、昔のように須賀利と尾鷲のまちを結ぶ巡航船でつなぎました。深層水も、生まれるずっと前から深い海にあった、めぐる水です。
③ よみがえり商店街
尾鷲の魅力は人です。「応援しているよ」と声をかけてもらい、お店の人が昔の写真を持ってきてくれました。人が減っても、みんなで盛り上げようとする気持ちがあれば、まちは続いていきます。
作品を完成させるために、どんな工夫や挑戦をしましたか?
作品づくりでは、できる友だちに聞きながら工夫を重ねました。自動ドアや、鏡に人があらわれるしかけは、何度もやり直してできるようになりました。うまく動いたときは、いっしょによろこびました。
集まるとつい遊んでしまうので、タイマーを使って声をかけ合いました。今日作る建物を決めてから始め、終わりにふりかえりをしました。進み具合はエクセルに記録しました。それでも計画どおりには進まず、やり方を変えて試しました。
こわしてしまったときのルールも、話し合って自分たちで決めました。「こわした人もこわされた人も、一緒に直す。相手の気持ちがわかるように」。家に入りきらなくなったときは、暮らしサポートセンターにお願いして場所を借りました。
けんかもしました。作ったものをこわされて、言い合いになったこともあります。『いやなことも仲間だから許す。』これがみんなが1番伝えたいことでした。
作品の中に取り入れた「しくみ」はなんですか? それは、何のためですか?
地形は、AIに指示を出してMakeCodeのプログラムを作ってもらいました。でも標高が三倍になってしまい、そのままでは尾鷲の地形になりません。本物の地図や標高図と何度も見くらべ、自分たちで数字を直して作りました。ランドマークは110か所あるので、分担して作りました。
街の中心にうかぶ球体は、上が記憶の城、下が希望の城です。記憶の城は額縁とマップのアドオンで、尾鷲の昔と今の写真が映ります。鏡の間はコマンドブロックで、感圧板に乗るとガラスの向こうに人が出てきて、鏡に自分ではなく会いたい人が映ったように見えます。希望の城もコマンドブロックで、えらんだ場所へワープできます。上と下では重力が反転します。まちの建物には、レッドストーンで自動ドアや花火を作りました。
周辺地区を合わせた浮島は、昔の巡航船をまねた船でつないでいます。船はアドオンで動き、昔のように須賀利と尾鷲のまちをつなぎました。
